保護者の方から

子どもが何か言い出したり、聞き分けが悪くなったりしたときに、
障害特性でそうなっているのか、わがままでそうなっているのか、見分けられないんです。
というご相談をいただくことがあります。
正直に言うと、
現象だけを見て見分けることはほぼできません。
そして実は、
特性があろうとなかろうと、やることはあまり変わりません。
保護者の方の言わんとしていることも、わからなくはないです。
「もし障害特性なら、諦めよう。受け入れよう。でも、もしわがままなら、それは正さないといけない。」
きっとこんなふうに考えているのではないかなと思います。
でも、私は
そもそもこの前提が少し違うと思っています。
障害特性があろうがなかろうが、
ここは同じです。
私はいつも
「人権侵害の前には、人権侵害がある」
と思っています。
たとえば
「今から〇〇に出かけるよ」
と声をかけた瞬間、子どもが急に怒り出したとします。
そういう時、私はその瞬間より前に、すでに子どもへの「人権侵害」が起きていたと考えます。
例えば子どもの中では
「やりたいことがあって楽しみにしていたのに(誰にも言ってないけど)無視された!!」
「自分が急に言ったら絶対怒られるのに、大人はいつも急に言ってくる」
こんな気持ちがあるかもしれません。
つまり、お互いに
ということです。
そうなると、
怒り合う準備だけがどんどん整っていきます。
本来やりたいのは、例えばこんなやりとりです。
落ち着いて
「〇時になったら出かけようと思うんだけど、どう声かけたらいい?」とか
「あらかじめ時間伝えても怒ったことあったよね。あのとき、どうしたらよかった?」とか
「出かけるって言われたとき、頭の中で何が起きてるの?」などという
会話です。
また、出かけることとは直接関係なく
他のところで積もったものがあって、
いつでもケンカできる状態になっていることもあります。
そしてこれは
大人→子どもだけではなく
子ども→大人にも言えることです。
私は息子に「クッションことば」を教えたのは
保育園のころでした。
子どもって、だいたいいつも唐突です。
なので、社会で使えるルールを先に教えようと思いました。
「クッションことば」を教える
時間があるか、一言断る。
「お時間ちょっといいですか?」
「今いい?」
「これ見る時間ある?」
というような
「クッションことば」を教えて、練習しました。
詳しい話はこちら↓
これがあるのとないのでは
大人である私の気持ちが全然違いました。
例えば
「今ちょっといい?これ見てほしいんだけど」
と始まると
「今すぐは難しいんだけど
10分くらい待ってくれる?タイマーしようか?」
と、やりとりができます。
そして、もし少しでも手を止められるなら
必ず手を止めて話を聞くようにしました。
ただ、聞いているうちに
「これはちょっとじゃないぞ!」
と思ったら
「Kくん、申し訳ないんだけど
母さん〇時から仕事があるんよ」
と伝えて、予定を書き
「ここならまた話聞けるから
そのとき教えてくれる?」
と聞きます。
これを繰り返しました。
息子はわりと
「OK」と言ってくれるタイプだったので
やりやすかったのもありますが、
何をするにも
この3つを意識すると
案外うまくいくことが多いです。
なぜかというと
子どもが
「この機会を逃したら
いつ自分のターンが来るかわからん!!」
と、必死になる必要がなくなるからです。
つまり
こういう気持ちで
しがみついていることも多いんです。
もし特性が関係するとしたら
この「しがみつきの強さ」
かもしれません。
でも本当の問題は
そこではないと思っています。
しがみつきが強くなるのは
特性があってもなくても起きます。
どれだけ
ここです。
最初の話に戻ると
特性があるから対処するのではないのです。
子どもを育てるときに
「人権を大切にする知識を持ちそれに沿って関わっていく」
ということです。
困っているとき
「子どもが大人を困らせている」
と感じることもあります。
でも、その前に
「子どもの方が大人に振り回されて
困っていることもある」
ここから見ていく、ということです。
もし
「いやいやいや、そんなこと思いつかんわ!!」と思ったら
正しい知識と頑張り方を知ってみてください。
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自分を深め、生き方を最適化する
もしかしたら、自分の自分へのイメージや思い込みが子どもとの関わりかたにしんどさをもたらしていることもあります。
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暮らしを少し楽にしていきましょう!